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12月 26

鳥獣保護活動症例報告 ~2005

2005年以前の鳥獣保護活動症例です


オオワシ

oowasi11999年12月に当病院に訪れた、国内最大の猛禽類です。翼を広げると2m。

渡りの途中に千葉に迷い込んだらしいとの事です。

力尽きて、うずくまっている所を千葉市在住の方に拾われました。

千葉県に飛来したのは、実に16年ぶりになるそうです。

大きな嘴で餌を丸呑みし、餌が足りないと人に突っかかってきます。

食欲も十分あり、検査の結果どこにも異常が見られなかった為、本来の生息地である北海道に搬送しました。

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オオワシの爪

 

 


ウミスズメ

umisuzumeumisuzume02000年に保護。

絶滅危惧種ⅠA類に指定されている鳥です。

富里のお店の駐車場にいたそうです。

太東岬の近くの海岸で放鳥。


オオコノハズク

 

ookonohazuku.32002年衰弱していたところを発見され連れてこられました。

食欲と元気も回復し、充分飛べるようになりましたので放鳥しました。

 

 

 


ゴイサギ

goisagi.1goisagiseityou.1
若鳥と成鳥です。大人になると模様が全く違います。

 

 

 


ミゾゴイ

mizogoi

衰弱していましたが、しばらく入院して栄養状態が
よくなったため放鳥しました。

 

 

 


ハヤブサ

hayabusa

 

翼を痛めて飛べなくなったところを保護され連れてこられました。

ボランティアの元でリハビリした結果、飛べるようになり、放鳥することが出来たそうです。

 


コゲラ

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頭の赤い部分がポイント。

放鳥できました。

 


キジバト

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産まれてから2,3日というようなヒナが持ち込まれてきました。

立派な成鳥になりました。

 

 


ドバト

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トリモチに掛かってしまったドバトです。

トリモチ除去するのはとても手間が掛かります。

 

 


アカエリヒレアシシギ

akaeri

 

シギ、チドリ類もよく来院しますが、維持が難しい鳥です。

 

 

 


カモメ

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油汚染のカモメです。

姉ヶ崎の近くで発見されました。左の写真の少し黒くなっている所が油。

水鳥は少しでも羽に油が付くと、浮力が落ち水に沈んでしまいます。

 


アブラコウモリ

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ネコがくわえて持ってきたとの事で来院。

翼にネコの歯であけられた穴があいていました。

しばらくの間入院し、穴もふさがったので、放獣することができました。

 


イノシシ

inosisi

 

東金で保護されました。

なぜ街中に猪の子供がいたのかは不明です。