2021年の保護鳥獣は鳥類22種(50件)、哺乳類2種(2件)でした。
搬入後の転帰は、鳥類では死亡率54%、放鳥30%、発見者やボランティアの方による一時的飼育が16%、哺乳類では、死亡率100%でした。
本年度は記録がある平成12年以降、最も搬入数が少ない年でした。例年多かったスズメやツバメの持ち込みが少なかったためと思われます。しかしその中でも幼鳥は68%(34件)と半数以上を占め、スズメ、ツバメ、ムクドリ、キジバトなどで巣立ちの失敗等での持ち込み理由が多数ありました。その他ではカラスやカワラバトの交通事故等の怪我が多くみられました。
哺乳類でもタヌキとアナグマが交通事故で運ばれてきました。
やはり無事放野できるまで至るにはなかなか難しいですが、今後も少しでも多く野生に返せるように力を尽くしていきます。