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5月 05

キジ

5月5日搬入 (千葉県茂原市)

親鳥が抱卵中のところを草刈機に巻き込まれ、親鳥と一緒に運び込まれました。

親鳥は損傷が激しく、翌日に死亡してしまいました。

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 卵です。
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残された卵を、人工的に(病院には孵卵器がないので、乾熱滅菌器を利用しました)温めたところ、
7日後に4羽の雛が孵りました。初めはよろよろしてましたが、その日のうちに歩けるようになります。
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生まれたばかりの雛
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キジの仲間は、生まれてすぐに自力採食できると本には書いてありますが、
なかなかその気配はなく、孵化後2、3日は強制的に給餌しました。
そのうち、少しずつ細かい餌をついばむようになりました。
約2ヵ月後
孵化した4羽のうち3羽は途中で死亡してしまいましたが、残った1羽は現在順調に成長中です。
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生後約4ヶ月弱
雛の頃はわかりませんでしたが、立派な雄だったようです。
最近ではにわとりのように「コッコッコ」という声を出しています。

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9月30日
はじめて見る外の風景に少々戸惑っている様子でしたが、藪の近くにて放鳥する事ができました。
無事に生き延びられますように。
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