2009年1月10日搬入 (千葉県千葉市)
民家の庭で、飛べずにいるところを保護されました。
翼の骨折があり、詳しい部位の確認のためレントゲン検査を行うと、なにか金属を含む異物を飲み込んでいるらしいことがわかりました。
手術によって飲み込んだ異物を取り出してみたものがこちらです。
直径5ミリ程度のBB弾のようです。ほとんどがプラスチック製のようでしたが、一つが金属製でした。
残念ながら術後、回復が思わしくなく死亡しました。
異物が入っていたのは筋胃(砂肝)と呼ばれる部位で、鳥は通常小石などを自分で飲み込み、ここに貯めて、食べた餌をすりつぶすのに役立てます。
この習性のため、自然の石ではない、時には有害な人工物(狩猟に用い、回収されなかった鉛製の銃弾などが問題になっています)を飲み込むことで命にかかわることがしばしばあります。