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5月 21

アオバズク

5月21日保護、搬入 (千葉県市原市)

早朝、市役所の敷地内で、地面に落ちてカラスに襲われているところを保護されました。

脚には防鳥ネットが絡まり、左の翼を痛めていました。

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搬入時。左の翼は下垂し、飛ぶことができません。
フクロウ同様、嘴をカチカチ鳴らして威嚇しますが、身体が小さいので音もかわいいです。

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脚に絡まっていたネット。防鳥ネットに猛禽が引っかかることはよくあります。

 

幸い、骨折はなかったので、痛めた翼を8の字包帯法およびボディーラップ法で固定し、消炎剤の投与を行いました。

10日目くらいから綺麗に羽ばたけるようになり、入院12日目に無事放すことができました。

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左)包帯をした状態。1週間後に外し、様子をみます。
右)放鳥時の様子。ふわりと羽ばたき、静かに暗闇に消えていきました。

今回の個体は、人工餌にはなかなか餌付いてくれず、強制給餌を毎日続けていましたが、
ある日冷凍マウスなどの生餌を与えると、ペロっと平らげてしまいました。
入院中、ホゥ、ホゥ、と鳴くこともありました。